令和5年度 大原綜合病院 病院指標

病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 853 177 193 294 390 625 981 1931 1484 392

この指標は、退院した患者さまの年齢を10歳刻みで集計したものです。
70~79歳の患者数が最も多く、70歳以上の患者さまで全体の約5割を占めています。
また、当院の特徴として、地域周産期母子医療センターに認定されていることや、NICU(新生児集中治療室)および小児科の単科病棟を有していることで0~9歳の患児数が多くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 124 5.81 8.61 0.00 1.73
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 45 6.00 6.37 2.22 2.73
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 6.12 5.62 0.00 2.56
030270xxxxxxxx 上気道炎 37 4.89 4.72 0.00 2.62
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 34 4.41 5.86 0.00 4.79

ウイルス感染による呼吸器疾患等を多く取り扱っています。
その他にも、地域周産期母子医療センターに認定されており、NICU(新生児集中治療室)を有していることで、早産児への診療にも多く対応しています。
平均在院日数は、全国平均に比べ短い傾向にあります。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 160 4.18 4.55 0.00 69.99
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 50 6.56 6.87 2.00 60.16
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 46 13.26 15.12 0.00 71.83
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 37 6.03 5.98 0.00 60.51
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 30 6.27 5.29 3.33 44.93

鼠径ヘルニア(15歳以上)を最も多く取り扱っています。
次いで、胆嚢炎等、結腸の悪性腫瘍、胆嚢疾患、虫垂炎が多くなっていますが、その他にも手術症例を中心に幅広い疾患を取り扱っています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 135 30.66 25.50 64.44 82.84
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 86 18.19 15.66 15.12 71.66
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 46 6.30 4.76 0.00 48.96
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 42 26.57 19.34 50.00 81.38
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 41 33.93 18.32 2.44 45.85

股関節・大腿近位の骨折を最も多く取り扱っています。
当院の特徴として、脊椎・脊髄疾患の症例数が他院と比較し多くなっています。
急性期治療後の集中的なリハビリが必要な患者さまの多くは、回復期機能を有する大原医療センターへ転院連携しています。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 8.07 8.38 21.43 58.43
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 11.90 11.87 30.00 77.40
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 8 18.88 19.09 50.00 75.63
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 8 23.13 15.70 37.50 71.50
010060×2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 5 21.00 17.39 40.00 66.00

頭蓋・頭蓋内損傷、非外傷性の硬膜下・頭蓋内血種、急性期の脳梗塞等を取り扱っています。
急性期治療後に集中的なリハビリが必要な患者さまの多くは、回復期機能を有する大原医療センターへ転院連携しています。

呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 7.92 9.89 0.00 74.24
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 8.00 9.54 0.00 26.86
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 5 7.20 8.53 0.00 74.80
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 3 8.67 8.33 0.00 71.67
040040xx99060x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 定義副傷病なし 3 14.00 13.89 0.00 67.67

肺の悪性腫瘍を多く取り扱っていますが、気胸等の急性期疾患にも対応しています。
平均在院日数は、全国平均に比べ短い傾向にあります。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 85 5.86 6.07 0.00 0.00
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 63 8.54 9.31 0.00 33.63
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 30 3.00 2.96 0.00 43.30
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 28 6.11 6.00 0.00 45.32
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 27 8.30 9.23 0.00 47.78

他診療科と連携の元、切迫早産や妊娠高血圧症等のハイリスク妊娠にも対応し、自然分娩を含め多くの分娩を取り扱っています。
また、子宮や卵巣の良性・悪性腫瘍等も取り扱っています。
平均在院日数は、全国平均に比べ短い傾向にあります。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 206 5.00 4.46 0.00 77.18
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 78 3.51 2.54 0.00 76.69
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 15 3.07 4.82 0.00 75.13
020220xx01xxx0 緑内障 緑内障手術 濾過手術片眼 7 16.14 8.70 0.00 67.86
020220xx01xxx1 緑内障 緑内障手術 濾過手術両眼 2 14.50 14.19 0.00 70.00

白内障、水晶体の疾患が多くを占めていますが、緑内障に対する治療も積極的に行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 44 5.48 6.02 0.00 56.55
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 35 7.86 8.71 0.00 52.20
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 33 5.09 4.73 0.00 64.85
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 27 7.41 7.53 0.00 15.70
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 18 4.89 5.27 0.00 40.44

慢性副鼻腔炎に対する手術症例が最も多くなっていますが、その他幅広く疾患を取り扱っています。
慢性扁桃炎やアレルギー性鼻炎等に対する手術症例も多くなっていますが、嚥下障害に関しても外科的治療を積極的に行っています。
平均在院日数は、全国平均に比べ短い傾向にあります。

脳神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 11 17.36 15.70 9.09 71.73
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 10 32.80 20.60 30.00 76.70
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 9 27.44 16.56 33.33 54.11
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9 31.33 18.24 44.44 75.33
010060×2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 8 19.25 17.39 25.00 81.50

急性期の脳梗塞、誤嚥性肺炎、脳脊髄の感染を伴う炎症、パーキンソン病等を取り扱っています。
急性期治療後に集中的なリハビリが必要な患者さまの多くは、回復期機能を有する大原医療センターへ転院連携しています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 94 4.53 5.22 0.00 64.18
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 87 13.79 6.78 0.00 75.91
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 76 3.05 2.44 0.00 70.79
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 39 8.62 7.75 0.00 73.26
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 16 12.06 13.52 0.00 71.88

上部尿路疾患を最も多く扱っています。
次いで、膀胱の悪性腫瘍、前立腺の悪性腫瘍が多くなっていますが、その他にも幅広く疾患を取り扱っています。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 3.42 2.98 0.00 70.53
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 32 27.31 18.65 6.25 74.13
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 25 9.12 13.90 0.00 72.56
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 21 24.24 20.60 19.05 83.48
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 15 22.87 13.59 13.33 75.60

肺の悪性腫瘍に対する化学療法や肺生検を多く取り扱っていますが、肺炎等の急性期疾患にも対応しています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 109 4.53 4.26 0.92 71.94
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 55 3.42 3.25 0.00 70.05
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 54 3.59 3.05 1.85 68.67
050080xx99001x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 41 19.73 18.22 12.20 87.98
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 11.35 9.77 0.00 82.41

狭心症、慢性虚血性心疾患に対する手術や検査症例を多く取り扱っています。
次いで、弁膜症、徐脈性不整脈が多くなっています。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 44 16.95 11.49 9.09 75.95
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 16 13.81 13.81 18.75 66.56
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 8 36.63 20.60 37.50 81.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 7 20.57 13.52 0.00 75.29
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 5 12.40 10.25 20.00 76.40

腎臓病全般の疾患を取り扱っており、慢性腎臓病(CKD)の重症化予防連携専門医療機関として地域連携に力を入れています。
外来も含めた血液透析療法の症例数は、県北医療圏で随一となっています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 429 2.10 2.61 0.00 68.39
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 108 6.94 7.61 0.00 74.81
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 64 9.00 8.75 1.56 73.94
060035xx04xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 46 6.89 6.45 0.00 73.26
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 36 9.64 7.58 0.00 66.19

小腸大腸の良性疾患を最も多く取り扱っています。
次いで、胃の悪性腫瘍、総胆管結石や胆管炎が多くなっています。
内視鏡検査・治療が充実しており、胃・大腸の早期悪性腫瘍に対する治療を積極的に行っています。

糖尿病内分泌内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 5 8.20 10.66 0.00 65.00
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 5 3.00 6.47 0.00 62.40
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 2 9.50 13.15 0.00 81.50
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 1 16.00 13.99 0.00 83.00
100202xxxxxx0x その他の副腎皮質機能低下症 定義副傷病なし 1 3.00 9.10 0.00 58.00

糖尿病の血糖管理や教育入院を扱っていますが、内分泌、代謝疾患にも対応しています。

総合診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 45 17.20 13.52 20.00 81.76
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 30 19.37 20.60 26.67 86.27
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 9 17.11 10.25 11.11 81.33
01021xxxxx0xxx 認知症 手術・処置等1なし 8 20.00 16.84 62.50 83.63
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 6 14.50 13.05 0.00 58.17

腎臓又は尿路の感染症、誤嚥性肺炎を多く扱っています。
救急等で入院当初には診断の付かない患者さまを受け入れ診断・治療を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病気分類 基準(※) 版数
StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明
胃癌 113 10 12 25 13 22 1 7
大腸癌 14 39 60 37 79 48 1 7,8
乳癌 0 0 0 0 0 0 1
肺癌 34 6 30 58 23 2 1 7
肝癌 0 0 0 1 1 10 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

この指標は、発症数が多いとされる5大癌について、国際がん連合(UICC)が定めた分類に基づいた当院の退院症例数にな ります。
T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)の評価により癌の進行程度をStageⅠ~Ⅳで分類しています。
StageⅠは最も早期のがん、Ⅳは最も進行したがんを示しています。
内視鏡での検査・治療が進んでいる胃癌については、早期(StageⅠ)の段階で診断されていることが多いことが分かります。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 8 11.25 65.00
中等症 40 14.25 79.43
重症 15 21.20 81.27
超重症 9 22.11 88.56
不明 0 0.00 0.00

この指標は、市中肺炎の重症度別退院症例数(成人:20歳以上)と平均在院日数(入院期間)、平均年齢を示しています。
市中肺炎とは、院内や老人施設等で発症したものや誤嚥による肺炎等を除いた、普段の生活の中で罹患した肺炎のことを示します。
当院では、中等症の患者数が最も多くなっています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均
在院日数
平均年齢 転院率
3日以内 92 24.24 78.53 36.54
その他 12 23.58 81.58 5.77

この指標は、脳梗塞の発症日から入院(診断)まのでの日数を「3日以内」と「その他」に分け、それぞれの退院症例数と平均在院日数(入院期間)、平均年齢、他院への転院率を示しています。
3日以内に発症した急性期の患者さまが多く、急性期治療後は回復期機能を有する大原医療センターへのリハビリ目的の転院が多くなっています。

診療科別主要手術別患者数等
(診療科別患者数上位5位まで)

小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 17 0.00 25.53 5.88 0.00
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 3 0.00 4.67 0.00 1.33
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 3 0.00 21.00 0.00 0.00
K6261 リンパ節摘出術 長径3cm未満 2 3.00 6.50 0.00 10.50

新生児集中治療室(NICU)で新生児の治療を行っているため、新生児仮死蘇生術が最も多くなっています。
また、耳鼻咽喉科や整形外科等と連携して手術を行うことがあります。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 147 1.09 2.10 0.00 67.96
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 92 1.09 4.40 1.09 60.99
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 56 3.32 11.54 3.57 73.38
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 29 0.62 4.62 3.45 44.86
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 20 1.15 2.40 0.00 74.90

腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術が最も多くなっています。
次いで、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術が多くなっていますが、その他の悪性腫瘍に対する手術や急性疾患に対する手術等に幅広く対応しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 117 3.21 16.16 17.09 69.93
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 96 1.74 27.95 52.08 81.59
K0732 関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足 63 2.56 18.73 0.00 56.65
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 55 2.53 26.84 70.91 79.22
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 54 1.02 4.41 0.00 52.61

脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成)が最も多く、脊椎・脊髄疾患の症例数が多い当院の特徴になります。
また、骨折観血的手術や人工骨頭挿入術といった、股関節・大腿近位の骨折に対する手術も多くなっています。
手術後の集中的なリハビリが必要な患者さまの多くは、回復期機能を有する大原医療センターへ転院連携しています。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 11 0.73 9.73 27.27 77.18
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 2 4.50 10.00 0.00 68.00
K1742 水頭症手術 シャント手術 2 1.50 12.00 0.00 81.00
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 2 0.50 41.00 50.00 53.50
K1642 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 硬膜下のもの 1 1.00 72.00 100.00 76.00

慢性硬膜下血種穿孔洗浄術が最も多くなっています。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 16 1.00 5.25 0.00 77.06
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 14 3.86 3.14 0.00 26.86
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 10 1.00 5.00 0.00 74.70
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 8 1.75 7.88 0.00 68.63
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除 4 1.00 5.50 0.00 73.25

胸腔鏡下による肺の悪性腫瘍に対する手術が多くなっています。
気胸に対する手術にも対応しています。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 61 3.66 5.95 0.00 33.67
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 57 4.75 6.02 0.00 32.74
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 35 1.14 3.91 0.00 44.17
K867 子宮頸部(腟部)切除術 30 1.00 1.00 0.00 43.30
K877 子宮全摘術 24 1.33 6.79 0.00 50.38

切迫早産や合併症妊娠等に対応しているため、帝王切開術が最も多くなっています。
その他、良性・悪性腫瘍等に対する、子宮附属器腫瘍摘出術、子宮頚部(膣部)切除術、子宮全摘術が多くなっています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 281 0.10 3.51 0.00 76.96
K271 毛様体光凝固術 11 0.00 1.18 0.00 75.55
K2683 緑内障手術 濾過手術 10 0.50 18.20 0.00 66.30
K2231 結膜嚢形成手術 部分形成 3 0.67 2.67 0.00 80.67
K279 硝子体切除術 3 0.00 4.00 0.00 77.00

白内障に対する水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)が最も多くなっています。
また、難易性の緑内障に対する手術にも対応しています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 20 1.00 6.35 0.00 19.45
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 15 0.00 4.80 0.00 44.67
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 14 1.00 4.00 0.00 54.64
K6261 リンパ節摘出術 長径3cm未満 13 0.92 2.85 0.00 69.38
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ型(副鼻腔単洞手術) 12 0.92 3.83 0.00 55.25

慢性副鼻腔炎等に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ・Ⅲ型が多くなっていますが、その他にも幅広い疾患の手術に対応しています。

脳神経内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 4 16.50 16.25 25.00 65.50
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 3 23.67 34.00 33.33 74.67
K0031 皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部) 長径3cm未満 1 14.00 8.00 0.00 69.00
K403-23 嚥下機能手術 喉頭気管分離術 1 56.00 69.00 0.00 65.00
K654 内視鏡的消化管止血術 1 5.00 21.00 0.00 86.00

脳梗塞後遺症や高齢化等による嚥下障害に対し、外科や耳鼻咽喉科等と連携して胃瘻造設術や嚥下機能手術を行うことがあります。
また、入院中の合併症に対する手術を行うことがあります。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 94 1.04 2.49 0.00 64.23
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 90 1.06 12.44 0.00 75.88
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 39 1.00 6.62 0.00 73.26
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 24 1.67 13.42 4.17 73.29
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 19 1.00 13.53 0.00 71.11

経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)が多くなっています。
また、前立腺肥大症に対する手術では出血等の合併症が少ないホルミウムレーザー前立腺核出術を行っています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 56 2.29 2.09 1.79 71.59
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 34 4.35 2.56 5.88 73.18
K5481 経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの) 高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるもの 24 1.58 6.92 4.17 73.00
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 24 4.21 8.08 0.00 81.25
K5461 経皮的冠動脈形成術 急性心筋梗塞に対するもの 21 0.14 22.62 9.52 67.00

狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患を対象とした手術が多く、緊急的な症例にも対応しています。
その他、徐脈性不整脈を対象としたペースメーカー移植術・交換術が多くなっています。

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 4 1.00 28.50 0.00 39.50
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 4 4.25 5.75 25.00 72.50
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 1の実施後3月以内に実施する場合 4 2.25 3.25 0.00 70.00
K654 内視鏡的消化管止血術 2 5.00 24.50 50.00 83.50
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 2 2.00 23.00 0.00 80.50

血液透析療法に関連した、経皮的シャント拡張術・血栓除去術が多くなっています。
また、入院中の合併症に対する手術を行うことがあります。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 414 0.08 1.02 0.00 68.47
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 104 1.00 4.99 0.00 75.47
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 79 1.63 11.24 6.33 78.92
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 68 0.99 5.46 1.47 71.49
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 56 2.36 7.70 5.36 74.34

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が最も多くなっています。
また、胃・大腸の早期悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜下層剥離術や総胆管結石等に対する内視鏡的乳頭切開術も多くなっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および
手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 4 0.05
180010 敗血症 同一 4 0.05
異なる 22 0.30
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 1 0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一 34 0.46
異なる 4 0.05

この指標は、播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症が、入院の契機もしくはそれとは異なる時期に発生したのかを区別して、それぞれの退院症例数および発生率を集計したものです。
入院契機と異なる場合の症例数および発生率は、入院してから発生した合併症として取り扱われたものになります。

医療の質指標

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の
肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1287 1151 89.43%

この指標は、肺血栓塞栓症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者さまに対して、予防対策が実施された割合を集計したものです。
周術期の予防対策の実施は、急性肺塞栓症の発生率を下げることにつながると考えられます。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1878 1724 91.80%

この指標は、感染症の原因特定のための血液培養検査が2セット実施された割合を集計したものです。
血液培養は診療精度を高めるため、2セットで行うことが診療ガイドラインにより推奨されています。
この割合は、診療プロセスが各種ガイドラインに則り適切に構築・実施されているかを表す指標とされています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に
細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
165 156 94.55%

この指標は、広域スペクトル抗菌薬が処方されるまでの間に細菌培養同定検査が実施された割合を集計したものです。
広域スペクトル抗菌薬は、多種類の病原菌に対して効果があるため、適切な検査を行い使用しないと耐性菌の発生リスク等を引き起こす可能性があります。
この指標は、抗菌薬の適正使用について適切な管理がされているかを表す指標とされています。