泌尿器科・泌尿器内視鏡外科

泌尿器科・泌尿器内視鏡外科は、腎臓、尿管、膀胱、尿道、前立腺、精巣などの尿路と男性生殖器を対象とした診療科です。
血尿の原因診断には泌尿器科での診察がすすめられると思いますが、当科では痛みの強い検査をできる限り避けられるよう努めております。心配なさらずご相談ください。

特殊医療機器

MRI、3DCT、体外衝撃波結石粉砕装置(ESWL;ドイツ ドルニエ社製）、リトクラスト、細径尿管鏡、腎孟鏡、ビデオモニターTUR・膀胱鏡システム、腹腔鏡手術装置、カラードップラー超音波装置、尿流動体検査装置、超音波残尿測定器 、ホルミウムレーザーシステム※、光力学診断装置、軟性膀胱鏡、モーセレータ※、内視鏡下灌流システム※、ウロリフト※
(※印…2024年度導入機種〔すべて県内初機種〕：下記画像)　HP新着情報／その1・その2

特色

地域に根ざした高度医療を提供する病院で、主に地域の医療機関からの紹介患者さまに対する医療の提供や、医療機器の共同利用を行っています。
泌尿器科疾患全般を対象としていますが、特に泌尿器腫瘍、尿路結石の手術が多いです。腹腔鏡技術認定医が常勤しており、腹腔鏡手術も安全に施行できます。非常勤医は福島医大からの派遣であり、当科の治療方針も大学病院と同じです。

治療についてはこちらをご覧ください。

主な手術件数報告 （直近3年・1月～12月）

（2024.04更新）

治療・成績

特に腎、副腎腫瘍、腎盂尿管腫瘍に対する腹腔鏡手術、膀胱腫瘍や前立腺肥大症に対する経尿道的手術に力を入れています。
膀胱腫瘍に対しては5-アミノレブリン酸（ALA）による光力学診断あるいはNBIを用いて腫瘍と正常部の境界を確認しながら、一塊切除術（TURBO） を行うことにより、正確な深達度診断、完全切除を目指しています。 前立腺肥大症の手術に関しては、出血などの合併症が少ないホルミウムレーザー前立腺核出術（HoLeP）を2013年から行っています。 腎結石や尿管結石に対するESWLは外来通院で施行し、軟性尿管鏡を用いたf-TULは3泊4日の入院で行っています。 前立腺生検は仙骨麻酔を用い痛みがないように2泊3日で施行。尿道狭窄に対する尿道狭窄内視鏡手術もホルミウムレーザーを用いて良好な成績を得ています。
その他各種開腹手術も積極的に行っています。TURBOによる膀胱癌の深達度診断が確立してから、確実な診断のもと膀胱全摘+尿路変向を行っています。
前立腺全摘除術は2013年から福島医大へ紹介し、ロボット支援根治的前立腺全摘除術をすすめています。
また、2024年5月、前立腺肥大症による排尿障害に適応される、低侵襲治療の植込み型前立腺組織牽引システム「経尿道的前立腺吊り上げ術」（Urolift：ウロリフト）を、福島県で初めて導入しました。詳しくはこちら

当科は、（一社）National Clinical Database（NCD）が実施するデータベース事業に参加しています。この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さまに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
詳しくは こちら をご覧ください。

外来診療予定表

月曜日～金曜日　　午前中　（※ 大原綜合病院の午前受付時間に準じます）
　　　　　　　　　午後は手術・検査等のため、一般診療は受け付けておりません。

※ 下欄「医師紹介」掲載がない先生は、他医療機関等より診療協力をいただいている非常勤医師です。