看護部

外来は１～３階フロアに27診療科と内視鏡センター、化学療法センター、総合救急センター・外傷センター、健診予防センターを有し、地域医療支援病院としての役割を担う急性期病院です。
看護師は看護補助者を含め70名ほど在籍し、認定看護師も専門性を発揮し外来看護に従事しています。外来患者数は１日600～800名受診されており、検査や治療、処置を患者さまが不安なくスムーズに受けられるよう心がけ、また地域と外来、病棟をつなぐ要として取り組んでいます。

当院の手術室は、医療安全を重視し安心で質の高い看護を提供するとともに、笑顔のあふれるチーム医療を目指すことを方針としています。
７つある手術室は、広く明るく理想的な環境の中、年間3,000件以上の手術に携わっています。
私たち看護師は手術が無事に終了し、待っておられるご家族が安堵して患者さまを迎えていただけるように、力を合わせて頑張っております。

＜特徹＞
新病院移転時から新設された病棟です。
救急･集中治療が必要な患者さまが入室します｡集中ケアが行える設備､環境が整っており、5：1の看護体制です｡オープンHCUであり、各科主治医制ですが、各科の医師や薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、言語聴覚士、認定看護師、各種医療チームなどの多職種との連携を積極的に行っています。
＜メンバー構成＞（平成30年8月現在）
医師：管理医師1名、副管理医師2名（麻酔科医、総合診療科医）、看護師18名（急性・重症患者看護専門看護師1名、特定行為看護師（血ガス・人工呼吸器関連）1名、臨床輸血看護師1名、循環器専門ナース１名、日本DMAT・県DMAT隊員、AHAインストラクター6名等、各種資格、プロバイダー取得者多数）ナースアシスタント1名（BLS、ICLSプロバイダー取得）、クラーク1名
＜入室の適応の状態＞
・意識障害又は昏睡・急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の急性増悪・急性心不全（心筋梗塞を含む）・急性薬物中毒・ショック・重篤な代謝障害・大手術術後・救急蘇生後・多発外傷等
＜病棟の雰囲気＞
重症度が高い患者さまが多く、緊張感がある病棟です。しかし、専門性を持って「教え」、 「教えられ」の環境があり、患者さまの早期回復に向けたケアや、患者さまの変化に早期に気付くことのできる能力を日々研鑽しています。何でも楽しく行うことをモットーとしており、いつも笑顔が絶えない病棟です。 （2018.08）

当院のNICUは県の地域周産期医療センターとして、院内出生児および県北・相双地域の病的新生児の治療や母親への育児ケアを行っています。在胎週数30週以降、出生体重1000ｇ以上の早産児・病的新生児を対象としており、小児科・産科が連携し新しい命を守り育むため、日夜懸命に治療・看護を行っています。
退院した後の電話相談には24時間対応しており、安心して赤ちゃんとの新しい生活をスタートできるように、サポートしています。

当院こども病棟は小児の単独病棟で、県北地域の小児医療の中核を担っております。「こどもの権利を尊重し、えがおにつながる医療・看護を提供する」を病棟理念とし、0～15歳のさまざまな診療科のお子さんを受け入れています。
小児領域における専門的な知識・スキル・判断力を兼ね備えたスタッフがワンチームとなり、入院中のお子さまはもちろん、ご家族様へも寄り添う気持ちを大切にし、たくさんの方が笑顔になれるような看護を提供していきます。

福島市の地域周産期母子医療センターとして、妊娠期から産褥までの周産期をNICU(新生児集中治療室)や外来、地域保健師など多職種と連携したチーム医療を心がけ行っております。ハイリスクはもちろんローリスクのお産も受け入れ、安全を第一に心地よい環境でのお産となるよう考え、スタッフ一同全力で対応しています。また、当財団の看護部理念である「笑顔につなげる優しい看護」をめざし、すべての方に優しい看護を提供していきます。

四肢の骨折、脊椎疾患（腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア等）の治療を行っている病棟です。入院中の転倒・転落予防や骨粗鬆症の治療も積極的に実施し、骨粗鬆症マネージャーを中心に患者様の教育・指導を行っています。
スタッフは、お互いに声を掛けやすい雰囲気でチームワーク良く働いています。患者さまが安心して治療や入院生活が送れるように、多職種と連携し一人ひとりに寄り添い個別性のある看護を行っています。

７階西病棟は脳神経外科、脳神経内科、腎臓内科、糖尿病内科の混合病棟です。当該科以外の疾患の患者さんも幅広く受け入れています。
身体に障害を抱えた患者さんの退院にむけてのゴールを共有するため、カンファレンスを行い退院後の生活に安心して戻っていただけるように最善を尽くしています。
また、摂食嚥下障害看護認定看護師とともに、口腔ケア、誤嚥防止にも力を注いでいます。若い年齢層のスタッフが多く、５S活動にも積極的に取り組むチームワークのある病棟です。

8階東病棟は、消化器外科と泌尿器科の混合病棟です。手術、化学療法、緩和療法などの多岐にわたる治療に対する看護を実践しています。
人工肛門を造設する患者さんに対しては、手術前から皮膚・排泄認定看護師を中心に不安なく手術が行えるように対応しています。特に、チーム医療を強化しながら、患者さんとご家族が安心して入院生活が送れるように、そして住み慣れた場所に退院できるように、１人ひとりの思いに寄り添った看護の提供にスタッフ全員で取り組んでいます。

心臓カテーテル検査・治療から、入院から始まる生活指導まで、不安を最小限に抑えトータル的にサポートします。常に患者さまと向き合い、心に寄り添う看護を意識し関わらせていただいています。スタッフは皆明るく笑い声の絶えない病棟となっており、心温まる入院生活をお約束できるかと思います。 また医療に従事する全てのスタッフが参加するカンファレンスも定期的に行い、退院後の生活や転院等、退院支援も積極的に取り組んでいます。

当病棟は耳鼻科・眼科・歯科口腔外科・呼吸器外科疾患の手術を中心に対応しております。多くの予定入院・予定手術、急な入院にも迅速な対応を目指しております。また、2023年８月より「顎変形症センター」が新たに開設されました。県内にとどまらず、全国から手術希望の方が多く紹介され手術を受けられています。耳鼻科領域では「口から食べる」ことを目標に、声門閉鎖術など嚥下機能改善に向けての取り組みも行っております。
医師をはじめ様々な職種が互いに声をかけあい、早期退院へつなげるチームワークのとれた明るい病棟です。入院生活が長引くようなことがあっても関係機関と情報を共有し、安心して治療に専念できる環境づくりをサポートさせていただきます。

主に呼吸器内科・消化器内科を担当する病棟で、緊急入院や内視鏡による検査や治療、化学療法などの専門性の高い内科的治療が行われています。入院時より身体的・精神的苦痛が軽減するように援助し、患者さまやご家族が納得・安心して療養生活を送られるように、多職種と連携し退院支援を行っております。
また、スタッフの様々なライフステージ（育児や介護、進学や資格取得）にも柔軟に対応し、安心・安全に働き続けられる職場環境づくりにも心掛けています。